絵日記の書き方教室とは……夏休み、どこにも連れて行ってもらえない児童・生徒のために、そして子どもをどこにも連れて行ってあげられなくて肩身の狭い思いをしている保護者のための絵日記ヒント集です。旅行に行けなくてもおもしろい絵日記は書ける、日常のありふれた場面にも絵日記のヒントは隠されています。絵日記は旅行に出かけました証明書ではないのです。 |
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■反省文の書き方教室 |
あなたは2008/07/01以来
人目のお客さまです
■「絵日記の書き方教室」について「書いてこい」と言われたところで、絵日記なんて書けるはずありません。国語の授業を聞いているだけで文章が書けるのは才能のあるごく一部の児童だけです。こういう児童は、国語の授業を聞こうが聞くまいが、うまい文章が書けます。 文章を書く才能のない大多数の児童に「絵日記を書いてこい」というだけなのですから、おもしろい絵日記など書けるはずありません。夏休みの絵日記の多くが、「どこどこへ行きました」といった、旅行の報告書になってしまうのです。旅行という日常から離れたイベントしか作文にできない児童が量産されるのです。 しかし、絵日記の読者は、相手はつまらない作文を何十枚も読まされる学校のセンセイです。ちょいと気を利かせれば、少し視点を変えることができれば、その絵日記はその目に新鮮に映ります。少し機転を利かせられれば、文才のない児童でも、好評価を得られる絵日記を書くのは楽勝なのです。 絵日記の書き方教室では、こんなテーマでも絵日記が書けるを示します。そして、夏休み、旅行に行けなくてもセンセイか荒評価される絵日記を作れるように、ヒントをいろいろと提示していきたいと考えています。 ■草むしりを題材にした絵日記の書き方草むしりの好きな児童はいないでしょう。草むしりが趣味の保護者もいないでしょう。放っておくの庭が草だらけになるからしかたなく草をむしる、それがほとんどの人の思いでしょう。しかし、この草むしり、視点を少し変えるだけで、知的好奇心旺盛をセンセイにアピールできる絵日記が書けたりもします。 ■夏祭りの金魚すくいを題材にした絵日記の書き方夏祭り、縁日の金魚すくい、子どもの心をぎゅーっと鷲掴みにする魅力があります。わたしも金魚すくいは大好きで、何度もチャレンジしました。 この金魚すくいも奥が大変に深く、原稿用紙3枚の絵日記ならば楽勝、5枚でもノープロブレムです。金魚すくいに費やす時間はほんの数十秒、長くて数分かもしれませんが、原稿用紙5枚分の楽しみが凝縮される遊びなのです。 ■ラジオ体操を題材にした絵日記の書き方夏休み、ラジオ体操ほど理不尽さを感じたものはありませんでした。どうして夏休みなのに、学校があるときよりも早起きをして、近所の公園に出掛けて、体操をしなければならないのか、納得がいきませんでした。 ラジオ体操に参加しているのは、子どもよりも老人の方が多いのに高齢化社会の日本を実感させられるなどと、シュールな絵日記を書くこともできます。学校のセンセイは子どもらしい子どもが大好きな方たちなので、その期待を裏切らない絵日記を書くのも、児童の義務と演技の一つになります。 ■カブトムシやクワガタを題材にした絵日記の書き方夏休み、男の子ならば誰もが通る道、それがクワガタやカブトムシの飼育でしょう。黒光りするあの体は、魅せられるものがあります。しかし、同じような大きさで黒光りするもう一種類の昆虫、ゴキブリは家族総出で退治に躍起になるのに、不思議に思ったものです。角やはさみがないだけで、強力な殺虫剤をかけまくられるゴキブリに生まれなくてよかったと思うものです。 ■かき氷を題材にした絵日記の書き方夏休みの醍醐味といえばかき氷でしょう。イチゴにメロンにあずきに抹茶と、楽しみ方は人それぞれです。家族そろってかき氷を食べる、ほんの数分から十数分の出来事ですが、絵日記を書くことはできます。 ■たこ焼き器を題材にした絵日記の書き方かき氷機をたこ焼き器に置き換えるだけで、別バージョンの絵日記が書き上がります。一家そろって土日のお昼、たこ焼きを食べるほのぼのとした絵日記ができあがるでしょう。 保護者のどちらかが関西人ならば、たこ焼きのうんちくを交えた絵日記にすると、たこ焼き文化圏以外の地域に住むセンセイにとっては、おもしろく絵日記を読むことができるでしょう。 ■ジャム作りを題材にした絵日記の書き方家でパンを焼いたり、ジャムを作ったりするお母さんは、きれいな人のイメージがあります。これは単なる妄想かもしれませんが、自分をいいイメージでセンセイにアピールしたいと思うお母さんは、夏休みの間に子どもと一緒にジャム作りをして、その様子を絵日記として子どもに書かせるとナイスです。おしゃれなお母さんとして職員室での好感度がアップするはずです。 ■ゴミ拾いを題材にした絵日記の書き方夏休み、子ども会やら学校の行事として、通学圏内の公園などのゴミ拾い活動をすることもあるでしょう。いかに小学生といえども、ゴミ拾いなんてうざったい行為以外の何者でもありませんが、ゴミ拾いをがんばる、公共心のあふれる児童を学校のセンセイが好きなのも事実です。ゴミ拾いをやって公園がきれいになって気持ちがいいなどと、文字にすれば、好感度アップ間違いなしです。 絵日記というと、国語の一環と考えるかもしれませんが、「わたしはこういう人間なんです」と、自己アピールをするのが本当の目的です。「わたしはこういう人だから、内申点よろしくね」と、センセイにアピールするつもりで書けば、意外と簡単に絵日記を書けるものです。 ■プールを題材にした絵日記の書き方夏休みの定番といえばプールです。室内プールも増えましたが、やはりさんさんと輝く太陽の下で泳ぐことの楽しみは何者にも返られません。 プール、水泳というと、体育と直結させていまいますが、泳ぎができるようになったのを体育の通知表アップだけに利用してしまうのはもったいないことです。がんばって泳げるようになったことを、泳ぎの得意な児童は何メートルも泳げるようになったことを絵日記にすれば、国語の成績までアップします。 これはプールだけではありません。算数が苦手ならば算数をがんばって勉強をしたことを、漢字の書き取りをがんばって漢字検定を受けようとがんばりましたと、自分ががんばったこととリンクさせた絵日記は、学校のセンセイの好感度もアップします。成績も上がり、受けもよくなる、こんなおいしい絵日記はありません。 ■算数の勉強を題材にした絵日記の書き方算数が苦手な児童も多いでしょう。 わたしも小学校5年生のとき、3けたのかけ算面倒で面倒で、算数が苦手になりかけたことがあります。高校生になれば、数学なんかできなくても、ノープロブレムです。有名私立大学でも合格できます。呼応構成になったら、中途半端に入試科目に関係のない数学を勉強するよりも、その時間を日本史などの社会や配点の高い英語に当てた方がよほど有意義というものです。 算数が苦手ならば、基礎的な問題集やドリルを買ってきて苦手を克服する、その副産物として作文を書く、二学期の算数の成績もアップするし、算数をがんばったと絵日記でアピールすることで、純粋なセンセイはきっと応援してくれるでしょう。 ■漢字検定を題材にした絵日記の書き方夏休みの間、漢字検定受検のために勉強に励む児童もいるでしょう。せっかく勉強して覚えた漢字です。夏休みの絵日記に、その様子を書いてみましょう。そのがんばる姿にセンセイも感動してくれるでしょう。 ■暑中見舞い・残暑見舞いを題材にした絵日記の書き方メールが発達したといっても、いや発達したからこそ紙のはがきをもらったときうれしさは格別なものです。 夏休みには親子そろって学校のセンセイに暑中見舞いや残暑見舞いを書くことで、好感度がアップしますので、面倒がらずに出すようにしましょう。年賀状と違って、暑中見舞いや残暑見舞いをもらうケースは少なく、また、夏休み非行に走らないかと心配しているセンセイにとっては、親子そろって暑中見舞いを出す仲のよさをアピールすることで、ほっとしてくれます。
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